劇伴でも売れっ子の澤野弘之のボーカルプロジェクトSawanoHiroyuki[nZk]のひとつ、ガンダム0096のオープニングテーマ『Into the Sky』。重低音で、ウラが強調されたデジタル・ビートの上に、ロングトーンのピアノサウンドが反響するイントロで始まる壮大な楽曲のボーカリストは、Tielle(チエル)。彼のオーディションを通過しての、この曲から参加とのこと。声のノビが良く、クリアな声質で、とても気持ち良い。また、当アニメに感じられる緊迫感や苦悩を感じさせる雰囲気や想いを声に乗せて、しっかりと歌い上げている。この曲を聴くと、絵が思い浮かぶほど親和性を高めているのは、彼女の歌も一役買っているだろう。
MYTH & ROID(ミスアンドロイド) 『HYDRA』。今放映中のアニメのエンディングテーマ。耽美な雰囲気漂う独特な声が、その場の空気を一気に変える力がある。
Gacharic Spin(ガチャリック・スピン)とFuki(フキ)のセッション、DOLL$BOXX(ドールズボックス)『monopoly』。Gacharic Spinのパワフルでテクニカルな演奏に加えて、Fukiの甘く、強く、芯のある声が魅力的。ノビの良い高音も、決して耳触りにならない帯域バランスを保持している美声。
この流れになると、やはり日本のディーヴァは押さえておきたい。浜田 麻里『Momentalia』。その歌声、圧倒的。とんでもない肺活量なんだろうか、どこまでも伸びる。LIVEでは、麻里ちゃんと妹絵里ちゃんのデュエットもあって、息も声質もぴったりで、これまた素晴らしい。こんな人のバックで演奏できたら、本望だろうなぁ。
そして、忘れてはならないのは、KOKIAだ。声も楽器なんだと教えてくれる。その歌声には優しい包容力があって、芯から暖かくしてくれる。真摯に自身に向き合い、その時に抱いている想いを曲に込めている。そんな感じがする。
※曲は『夢の途中』
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