#002 bass guitar触ってると、ジャズ・フュージョンを必ず通る件。

bass guitarを触り出したのは、元々エレクトーンをしていた小学生時代があった前提に加えて、近所のお兄ちゃんがギターで聖飢魔IIを演奏するのを目にし、余りのカッコ良さに衝撃を受けたのがきっかけだった。


触り初めは、ハードロックやヘヴィメタルをコピーしていたのだけれど、高校生時代にベース・マガジンの影響で、フュージョンやジャズに目を向けるようになった。

フュージョンとジャズを並べると、当時の私にはフュージョンの方がわかりやすく、リターン・トゥ・フォーエヴァー(Return to Forever)やウェザー・リポート(Weather Report)、スパイロ・ジャイラ(Spyro Gyra)、チック・コリア・エレクトリック・バンド(Chick Corea Elektric Band)、カシオペア(Casiopea)、デイヴィッド・サンボーン(David Sanborn)、ブレッカー・ブラザーズ(The Brecker Brothers)、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)など、有名どころにハマっていたことを思い出す。

ここ数年では、ビルボード大阪で、マーカス・ミラー(Marcus Miller)やヴィクター・ウッテン(Victor Lemonte Wooten)、ラリー・グラハム(Larry Graham)を観に行ったりして、今だ熱冷めやらぬといった具合で、他にも是非観たいなぁと思うのはアンソニー・ジャクソン(Anthony Claiborne Jackson)、リチャード・ボナ(Richard Bona)、シャレイ・リード(Sharay Reed)などベースヒーロー盛りだくさんでたまらない。


そのような気持ちを保持しつつ、昨今のフュージョンというのがどんな感じなのかわからなかったので、YouTubeで調べたところ、世界の広さを改めて痛感した次第。

厳密なジャンル分けはよくわからないので、横に置いておくとして、フュージョンっぽいバンドを一気に紹介したいと思う(できないだろう)。

まずは冒頭の動画、スナーキー・パピー(Snarky Puppy)。

2004年にマイケル・リーグ(Michael League)をプロデューサーとしてビッグバンドでインプロしまくり集団。世界からの注目も高いのか、2014、16、17年にグラミー賞獲得。

特に好きなセッションは、ダニー・ハサウェイ(Donny Hathaway)の愛娘であるレイラ・ハサウェイ(Eulaulah Donyll "Lalah" Hathaway)を迎えた、以下のLIVE動画。

※当曲『Something』は、彼女の1stAlbumの1曲目に収録されている。

ちょっと横道に逸れるけど、レイラ・ハサウェイ大好きです(ビジュアルも最高)。

せっかくなので良曲を2曲ほど。

6分58秒〜『Angel』、15分23秒〜『Little Ghetto Boy』

※『Little Ghetto Boy』はお父ちゃんの曲。

こちらは、マーカス・ミラー(Marcus Miller)の98年『Live & More』に収録されている『People Make This World Go Round』のLIVE動画(アルバム収録のバージョンとは違うので注意)。

※元曲は、スタイリスティックス(The Stylistics)の同名1stAlbumに収録(だったと思う)。

彼女の魅力は、モイスチャー溢れる低音だと思う。その礎にはしっかりとした音感、うねるグルーヴがあってだろう。


で、話は戻って、スナーキー・パピーについてだが、精鋭集団だけあって、注目すべきアーティストが満載で、その中でも鍵盤奏者のコリー・ヘンリー(Cory Henry)がお気に入り。

ちなみに、このLIVE動画のベーシストが、これまた上記に記載したシャレイ・リード(Sharay Reed)です。

※このLIVEはベースを弾く人やグルーヴ好きに必聴!!!

そして、シャレイ・リードの凄みを知ったのは、以下の動画。

『Joy to The World』、教会音楽としての経緯があるのだろうけど、ゴスペル様式でありつつ、この動画では表現形式としてまだまだ展開できる、という音楽の懐の深さを感じずにはいられないセッションで、曲が進むごとに次はどんな表情を見せてくれるのかワクワクさせてくれて、素晴らしい演奏だと思う。

このベースラインのカバーをされている方が海外に沢山いるので、掘り下げていく価値があります。


繋がりがあるのは面白いが、えぇ加減長くなりそうだし、ここらへんで閉めようと思います。

他のバンドも記述するつもりだったが、思いの外長く乱筆だし、またの機会に回すとして、とにかく、スナーキー・パピーは、アレンジの面で刺激を受けると思うので、ベーシストだけでなく楽器を触る人にはオススメなバンドです。



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